消臭剤「デオグラ」
機能性マテリアル
消臭剤「デオグラ」について
ガラスそのものに消臭機能を持たせたユニークな消臭剤です。 形状は粉となります。
ラインナップ
消臭剤には、デオグラ™『タイプ1』と『タイプ2』の2種類あります。
デオグラ『タイプ1』は、ガラス中に組み込まれた金属成分の触媒作用により、臭気を分解し、別の物質に変換します。
デオグラ『タイプ2』は白色で、溶解性のガラスです。酸性のガラスが徐々に溶解する事で、塩基性の臭気を中和します。
特長
- 吸着による消臭ではないため、飽和しません。この為、消臭試験を繰り返し行っても消臭性が維持できます。
- 使用目的に応じて単独又は複合で使用する事が可能です。
- 高い耐熱性を有し、500℃でも性能が低下しません。
- 高湿度環境においても機能が維持されます。
- 非常に高い安全性を有しています。
ターゲット臭気
- 『タイプ1』と『タイプ2』を併用して使う事で4大悪臭の消臭が可能です。
4大悪臭
悪臭物質 | 性質 | におい | 発生源 | 消臭ガラス | |
---|---|---|---|---|---|
タイプ1 | タイプ2 | ||||
アンモニア NH3 |
アルカリ | 刺激臭のある糞尿 | 汗、排泄物、生ごみ | 〇 | |
トリメチルアミン (CH3)3N |
アルカリ | 腐った魚 | 生ごみ | 〇 | |
硫化水素 H2S |
酸 | 腐った卵 | 排泄物 生ごみ |
〇 | |
メチルメルカプタン CH3SH |
弱酸 | 腐った玉ねぎ | 排泄物 生ごみ |
〇 |
低級脂肪酸臭
- 低級脂肪酸臭への対応はデオグラ『タイプ1』をお勧めします。
- 酢酸(汗の臭い)
- プロピオン酸(腐敗臭、吐しゃ物)
- 酪酸(汗、馬糞)
- 吉草酸(汗をかいた靴下や足の臭い)
- イソ吉草酸(発酵したチーズ臭、汗臭い足の臭い)
安全性試験結果一覧
試験項目 | 結果 |
---|---|
急性経口毒性 | LD50 2000mg/kg以上(ラット) GHS区分外 |
皮膚一次刺激性 | 陰性(ウサギ) GHS区分外 |
皮膚感作性 | 陰性(モルモット) GHS区分外 |
変異原性 | 陰性(大腸菌、サルモネラ菌、生体外) GHS区分外 |
試験結果
アンモニアに対する消臭性 (初期)
1)サンプル:靴下
2)試験のアウトライン:100㎠のサンプルを5Lのプラスチック袋に入れて試験をした。袋内の臭気濃度は定期的にガス検知間で確認をした。
濃度[ppm] | 消臭率[%] | ||||
---|---|---|---|---|---|
時間軸[h] | 0 | 2 | 24 | 2 | 24 |
ブランク 1st | 104 | 90 | 82 | - | - |
石塚 1st | 76 | 20 | 12 | 78 | 85 |
競合他社 1st | 78 | 20 | 16 | 78 | 80 |
アンモニアに対する消臭性 (持続性1)
消臭試験を行った靴下サンプルで洗濯1回を行い、再度消臭試験を行った。
濃度[ppm] | 消臭率[%] | ||||
---|---|---|---|---|---|
時間軸[h] | 0 | 2 | 24 | 2 | 24 |
ブランク 2nd | 100 | 100 | 72 | - | - |
石塚 2nd | 80 | 30 | 20 | 70 | 72 |
競合他社 2nd | 64 | 38 | 32 | 62 | 56 |
アンモニアに対する消臭性 (持続性2)
2回消臭試験を行った靴下サンプルで洗濯2回を行い、再々度消臭試験を行った。
濃度[ppm] | 消臭率[%] | ||||
---|---|---|---|---|---|
時間軸[h] | 0 | 2 | 24 | 2 | 24 |
ブランク 3rd | 100 | 100 | 74 | - | - |
石塚 3rd | 66 | 28 | 20 | 72 | 73 |
競合他社 3rd | 78 | 48 | 40 | 52 | 46 |
まとめ
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