従来、難燃性を高めるためにハロゲン系やリン系化合物の難燃剤が使用されてきました。しかし、近年これら物質はダイオキシンの発生や土壌汚染の原因の可能性があるという疑念があり、より低有害性な難燃剤へのニーズが高まってきています。
この防燃剤はセルロース系材料、特に紙、木質材料等の難燃化に効果を発揮します。防燃メカニズムは本無機成分の燃焼時における吸熱反応と、水素引抜による効果が難燃機構として働きます。防燃性能は添着量により異なりますが、消防法規格に規定された“難燃1級レベル”が可能です。また、本防燃剤は燃焼・焼却時に有毒物質の発生による人体への影響が無く、環境的にも低負荷です。
防燃剤UBCERAは、無機系ガラス質成分を水溶液化し、材料に浸透、添着することにより、ガラス成分が材料の表面をコーティングし、外観変化が無く防燃性を付与できます。
- 有害物質を含まない為、廃水処理が簡単です。
- 水溶液を中性に保つ作用があります。
- pH緩衝効果があります。
比重 | 1.1~1.5 g/cm3(水溶液) |
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ph | 6.5〜9.0(0.5%水溶液) |
外観 | 無色水溶液 |
臭気 | 無臭 |
未処理品
UBCERA処理
【ご利用上の注意】
他の溶液と混合してご使用の際は、難燃効果について事前にお問い合わせお願いします。 形状、荷姿等については、ご要望に応じます。